ドナーへの道 最終同意
ドナーへの道 最終同意
ドナーへの道
今回は大阪のとある病院まで骨髄移植手術の最初説明と最終同意の日でした。
同意の際は母と長男とが立ち会い、手術も説明とリスク等を聞いて署名。
いよいよ手術に向けてスタートしました。
母は全身麻酔なども含めて心配な様子で主治医に質問をたくさんしていましたが、まぁ私もまた1人の身体では無いので母の気持ちも分かります。
せっかく産んで貰ったので、生きて他の人の助けになったらと思い骨髄バンクに登録したのです。
母よ、そんなに心配せんでくれ〜^_^
今後は骨髄を抜く手術の際の輸血用に自分自身の血液の採取が2回、約600〜800ccを2回に分けて来院する予定です。
患者さんにはまだまだやりたい事、見たい物、行きたい場所が有る。
愛する人ともっと一緒に居たいはず。。。
何とか手術まで頑張って欲しい。
今もまだ患者の家族は家族で病気で苦しむ本人を前に辛い思いをしているはずです。
仕事もあるだろうし、子供や家族の事もある。。。
移植までの辛い治療をどうか乗り越えて欲しいと思います。
俺の骨髄は最高のはず!!
不思議と自信があるんです。。。(^o^)
自分の白血球に「患者を攻撃するなよ〜」
と暗示をかけて毎日過ごそうと思います。
同意したと同時に患者さんの血液への抗がん剤治療も始まります。
あとは私達2人と病院の先生次第だと言う事。
気合いが入りました。
手術の流れは、前日に入院して準備。
当日は下剤などで体内を空っぽにして歩いて手術室へ。
全身麻酔をすると呼吸するために気管に挿管してうつ伏せ状態にひっくり返してもらい、腰の骨盤から注射器で骨髄を採取する様です。
骨には何箇所か穴を開けて上手く骨髄を取るそうで、その新鮮な骨髄はその日のうちに患者さんのところへ運ばれて移植されるそうです。
飛行機や新幹線で運ぶ先生が待機してその連携で患者の元へ。
人と言うのは凄いと思います。
まず、私にできることは体調管理をしっかりして、移植を受ける患者さんの為にしっかりと骨髄を摘出する事。
もちろん仕事は大切なのですが、今回は優先順位を患者さんに向けて日々過ごしてゆきたいと思います。