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塗装には欠かせない、シール工事(コーキング)

塗装には欠かせない、シール工事(コーキング)

寝屋川市と枚方市、交野市にプロがいます。

地味だけど大事な作業。

防水技能士と雨漏り診断士が塗装には欠かせない、シール工事(コーキング) その大切さを教えます。

目次

シーリング工事

左の写真は、同じ時期に充填した

上:オートン ネオウレタン と

下:一般 変性シリコンの10年後の状態です

※塗装をせずに、裸のままの状態の差が解ります。

シール工事はほぼ、必ず必要です。

サイディングではほぼ、防水は、このシール材に、頼っています。

とても大事な工事なのです

さて、目地の工事は外壁塗装工場前に大切な工事だと分かりました。

でも、外壁の素材(建材)によって目地の種類や工事方法も変わることが有りますので、そこも重点的に追求して行き、お客様の家の外壁の種類毎に把握してゆく事が大切です。

外壁塗装に必要不可欠な『防水工事」となりますので下記を参考にしてご自身の家の外壁の種類に適合した工事方法を確認ください。

 

シール工事(コーキング工事)はどんな住宅でも必須箇所があります。

まずはモルタル(セメント)の住宅でも、大壁(目地の少ない家)の家でも目地のある家でも、しっかりと施工してから外壁塗装に進めましょう。特にモルタルの外壁でも「誘発目地」の様に優先的に割れてくれてその他の箇所にひび割れをさせにくい様にする為の目地がありますが、この目地もしっかりと処理してから塗装しないと、せっかくの塗装(塗膜)が割れてしまいます。

●せっかくの外壁塗装を無駄にしない様にしっかりとお客様の方でも把握しておくことが大切です。

もし、見積もり明細書に記載がない場合は工事をしない事になるので、しっかりと確認しましょう!

モルタルの外壁にも目地の有無や種類が有ります。

目地などが無いモルタルの外壁は「大壁」と言う種類で、一般に大壁工法とも言われることもあります。

その場合は、貫通部やサッシ周りのシール、板金や破風取り合いのシール工事となりますが、中には目地が有るモルタル外壁も存在します。

モルタルの目地は「誘発目地」と言いますが、優先的に割れるための目地になります。

なぜ優先的に割れるかと言うと、そこに(目地)割れを誘発する事で、他の平らな部分の外壁が割れにくくなる、割れにくくするという役目を果たす為に目地をあえて作るのです。

たまにベランダの床にも筋が入っていると思いますが、それも「誘発目地」だと思ってください。

ALCやサイディングの外壁も目地やサッシ周り、貫通部(換気扇やトイレ配管の根本)のシール工事(コーキング)が凄く大切になります。

目地は交換が必要です!

上から塗るだけ(増し打ち)は意味が有りません。

※ALCは外壁と外壁の間、内部にコーキングがあるので増し打ちする事になります。

ALCやパワーボードはパネル毎に目地が有りますので、外壁の種類の中では1番数量が多くなる事が有ります。

1回目の塗り替えの場合の施工方法は主にカッターなどは入れず上からV型の目地を埋める様に施工して行きます。

ALCの新築時のコーキングはパネルの中に挟まれる様に施工してあるので、無理にカッターなどを入れると外壁を傷つけてしまい、エアイン構造になっているALCに深い切り目を入れると、揺れなどで簡単に割れてしまうので注意が必要です。(エアインチョコの様な構造)

ですので1回目のシール工事は溝を埋める様に増して打つ。

2回目は1回目で打ったシールをV型の目地に沿って切って交換する方法となりますので、サイディングのコーキング工事とは少し異なります。

貫通部や破風、などの違う素材に関しては基本的に交換です。

金額を安くする為にコーキング工事を節約!

なんて事は絶対にダメですので、そこはしっかりと施工しましょう!

コーキング工事は地味な工事ですが、凄く大切です。

節約のつもりで、古いコーキングの上からの増し打ちなどは、塗膜の剥がれや雨漏りに繋がるので、全くの節約にはなりません!

せっかく工事す工事するのでしたらしっかりとした内容で工事を工事を進めて、長期化ん安心な家にしましょう。

目地のコーキングのこと事に関しては営業スタッフなどになんでも聞いてください。

もう一度。

コーキングはムッチャ大切!!笑

しっかりと施工しますので、不明な点は成田塗装に聞いていただければ、どの箇所に施工するかがわかります。

 

★コーキング工事の順序

まず古いコーキングをカッターで切って撤去。

傷んだコーキングは手でも取れる事があります。

次に下塗りプライマー

※この前にブルー(青)のテープが見えますが、コレはボンドブレーカーと言ってコーキングが突き当たり、奥に接着しない様にする為のもので、撤去した時の無くなった場合は新たに取り付けします。

プライマーの後乾燥した事を確認してコーキング工事(シール工事)します。

 

乾燥時間は季節によって、2〜6日程かかります。

※乾燥期間は屋根などの塗装を行い、工事を進める事があります。

サイディングの塗装の前に古く劣化したシール材をカッターで切って撤去します。

古いコーキング(シール材)の上から重ねてコーキングをする『増し打ち』は意味が有りませんのでサイディングの場合はご法度です。

サイディングの場合『2面接着』が基本ですので、突き当たりの場所に『ボンドブレーカー』というテープを貼ります。

※撤去の際に取れてしまった場合

このテープを貼る事で、奥の外壁にはコーキングが密着しないので、壁(サイディング)の側面だけに密着し、建物の動きを吸収出来る動きになるのです。

※詳しくはスタッフにお尋ねください。

ALCやパワーボードの際には部位型の目地にたっぷりとシールする事が基本ですが、一度塗装経験がある家の場合ですと、すでに劣化したコーキングが打ってある場合がありますので、そういった場合だけ、撤去して工事します。

タイルの壁の家にも目地があります。

これはエキスパンションと言って壁の動きを吸収するためのもので、一定間隔に縦と横に目地があります。

誘発目地とは違うのですが、タイル自体を地震などで割れにくくするためのものですので、タイルの防水などの際に工事が必要となります。

モルタル壁にも筋が入っている場合がありますが、これが『誘発目地』です。

この目地がある事によって、外壁を割れにくくする役目がありますが、優先的に割れる箇所ですので、そのまま塗装してしまうとせっかく塗り替えた目地の箇所が割れてしまいます。

ですので、割れても表に出てこない様に、この誘発めじにシール(コーキング)する事で、せっかく塗装した綺麗な外壁の目地のひび割れを防ぎます。

モルタルの外壁の誘発目地にプライマーを塗装して、コーキングを施工している写真です。

この上から塗装することで、目地の奥が割れてもコーキングが割れから守ってくれるので、簡単に塗膜が割れない様になります。

意外と大切な事ですのでしっかりと把握しましょう。

サイディングの目地の工事の後の写真です。

窯業サイディングは縦貼りと横貼りがありますが、横貼りの方がコーキングの目地の箇所が多いです。

工事金額的には少し不利にはなりますが、外壁が割れにくいのと、雨漏りも比較的少なく、サイディングの家はこの横貼りサイディングが多く採用されています。

番外編ですが、屋根に設置してある、トップライト(天窓)のガラス周りのシール工事も重要です。

滅多に屋根の上には上がりませんから、この際にしっかりとコーキングして、ガラスの隙間からの雨漏りを防ぎましょう。

※成田塗装ではついでに施工してますので、お客様から申告がなくても施工しております。

もちろんついでですので費用も必要ありません。

サイディングの目地には種類があります。

通常よく見られるのがコーキング(シーリングやシール)と言われる湿式タイプ。

※触ると柔らかい

もう一つはガスケットタイプでパッキンの様な物が取り付けられていて乾式タイプと言います。

※触ると硬めのゴムや表面が塩ビタイプで硬いタイプもあります。

一度取るとなかなか取り付け出来ませんので外さない様にして下さい。

下の写真で確認してください。

壁の形に少し波を打っていて、触るとゴムのように柔らかい
ガスケットタイプは 硬いタイプと凄く硬めのゴム質

先打ちで、シールの上からの塗膜がシールを保護する!!

シール(コーキング)が大切だという事。(下の写真を参照)

この写真は横浜の私の仲間の最近起こった目地の塗装の割れから分かった事です。

 

2015年にクリア塗装を施工して、2022の点検の際に目印だけが建物の動きでシワになり、一部剥がれて居る箇所がありました。

すぐ目の前が海だった事も有り、大阪府のお客様の家とは少し環境が違うものの、よく見ると、クリア塗装が取れてしまって居る所だけがシールが劣化している事がわかります。

 

シール工事は賛否両論あるのですが

塗装する前にシール工事して(コーキング工事)上から塗装すると言う「先打ち」

 

塗装工事が終わってからシールを施工する

「後打ち」

とが有ります。

ちなみに成田塗装は前者の『先打ち』

理由は施工したシール材を塗料で保護して劣化を進めないようにする為。

ただし、写真の様に建物の動きを干渉する目地ですからシワや浮きなどデメリットも有りますが、目地が劣化して雨水が入るより良い!

との見解で先打ち

この写真で見るように、もし、後打ちだった場合、日光や潮風にあたり壁全体の目地が写真の様に劣化していた事は明白です。

ほんの少しの範囲の目地だけで劣化を食い止める事が出来ました事は、やはり後打ちの選択が正解だった事だと思います。

 

後打ちのデメリットは、上から塗料を塗る事がないので、塗料はシワにはなりませんが、この様に劣化してしまいます。

 

年数が経たないとこうして分かりにくいことでは有りますが、横浜市の施工例から成田塗装の先打ちのシール工事が正解だと言う事がわかって頂けるのではないでしょうか?。

 

目地の上から塗った塗料のシワは環境や建物の揺れ、などにより差が生じるとは思いますが、それは我慢して頂き、目地のシール材(コーキング材)の劣化を食い止める方を優先させて頂きます。

 

※因みにこの横浜のお客さま家はシールを補修の上目地にもう一度クリア塗装を施工して無事にメンテナンスを終了しております。

 

クリア塗装で解る、塗膜でコーキングを守れている訳。

塗膜のない箇所だけが劣化しているのがわかります。
塗膜が残っている箇所と、ある箇所で、これだけ劣化の度合いが違うのです。

★シール工事(コーキング工事)の際の特別な事★

高圧洗浄は時に決まりはありませんが、成田塗装の場合は必要に応じてシール工事(コーキング工事)の後と先で入れ替えをする場合があります。

1、足場

2、洗浄 ※1外壁の状態や目地の状態があまりにも悪く雨漏り等している場合はその限りではありません。洗浄とシールを入れ替える場合があります。

※2洗浄の際に「外壁から」雨漏りがした場合は外壁内部の防水シート(2次防水)に問題が有る可能性があります。

3、シール工事 目地は必ず交換

サッシ周りはサッシ本体に傷をつけたり、サッシ奥の耳に防水テープ等が貼っているはずですので、そこをカッターで切らないようにする為に三角シールで施工します。

※サッシは3面接着ですのでカッターだけでは簡単に取れないのと、奥の経年劣化で奥の防水テープや防水シートが浮いてしまってる場合はカッターで旧シール材を切ると同時に切れてしまうので「あえて」三角シールで施工します。

特に直張りのサイディングは注意が必要です。

※あまりにもサッシ周りのシールが劣化している場合は撤去する必要が有りますが、その場合は手等でポロっと取れるかで判断します。

4、乾燥期間

5、養生

6、外壁塗装 の流れ

 

雨漏りしている住宅の場合は「今この現状のまま」高圧洗浄と雨漏り調査を行い、その後雨漏り箇所を確認してシール工事へと移ります。

※雨漏りの場合でお客様や他の業者様が施工したシール部(コーキング部)もそのままの状態で調査します。

原因がわかってからその部分を撤去し新たにシール工事します。

よくある質問

Q.コーキングの交換は必ず必要ですか?

A.ほぼ必要です。

特にサイディングボードの外壁は一次防水としてコーキングが必須になります。

ALC等の場合は状況で判断します

Q.増し打ちでも良いでしょうか?

A.増し打ちではダメです。

従来コーキングは1センチの厚みが有り、その厚みで防水効果を発揮し、増し打ちでは1ミリ程になり、直ぐに破断し、防水の効果は得られません。

Q.後打ちと先打ちはどちらが良いですか?

A.賛否両論は有りますが、成田塗装の場合は目地の工事は先打ちで、コーキングの上から塗装する事で、紫外線からコーキングを保護する事を優先してます。

Q.乾燥期間はどれくらいですか?

A.夏場で3日程、冬場では1週間程かかる場合も有りますが、シーリング材(コーキング)の種類にもよります。

Q.素材は何が良いですか?

A.一般的に変成シリコンやポリウレタンとなりますが、成田塗装の場合はノンブリードポリウレタンのコーキングを使用しています。

Q.ノンブリードって何?

A.従来のシール材には可塑剤(かそざい)が添加されており、これは物を柔らかく弾力性を保つ油分ですが、経年でその可塑剤が移行(外部に抜ける)します。すると柔らかさを無くしたシール材がスカスカの状態になるので、最近はその可塑剤を利用しない、または可塑剤の移行を遅らせる技術が有りますが、それをノンブリードと言っています。

Q.匂いはしますか?

A.近くで匂うとなんとなく匂いますが、工事中などにはほとんど気になりません。

ノンブリードとは??

従来、シール材には『可塑剤』と言う油分が入っています。これはその素材を柔らかくするもの、で変性シリコンには必要なものです、が、、、この可塑剤が紫外線等の影響で表面に抜けて出てくる事を、『可塑剤の移行』『ブリードする』と言います。

良く街で見かけるシリコンの後が黒くなった状態せっかく綺麗にしてもこれでは台無し、、、塗装を貫通して表に出て来てしまいます。

それに、このような写真の状態だと、油分が抜けたシリコンはスポンジ状態で弾力は無くなります。(輪ゴムをそのまま棚なんかに置いておくとスカスカになってブチッと切れますよね??)

そこで、その対策として『可塑剤が入っていないもの』『ノンブリードタイプ』を使用する事の大切さが、10年後、早くて5年後をも左右するのです。それがこの『ネオウレタン』『オートンサイディングシーラント』なのですね。

シーリング工事のコツ 

目地に施工したシール(コーキング)はもちろん追随性に優れ、延びたり縮んだり、外壁のひび割れを防いでくれます、が、しかし。その上の塗装はそこまでの伸び縮みについては行けないケースもあります。
※1(塗装の表面上に細かい『ヒビ、シワ、』が起きる場合が有ります)
※2(もちろんシーリングの上の塗装膜にシワやヒビが入っても防水上問題は有りません)

でも、美観上の問題が有りますので(写真1参照)※今回はシールの色に壁を合わせた見本を作りました。

ヒビが発生しても解りにくい様に壁の色にシーリング材を合わせてあげるとそれが目立ちにくく美観性を保てます(写真2参照)

写真1

シール材と塗料の色が違うと

白いシールの色が目立ってしまいます。

写真2

シール材の色を外壁の塗料色に近づけてあげると、

目立たなく美観も保たれます。※外壁の状態や目地の状態で判断します

コーキングの寿命は一般的に化粧打ち(上に塗料を塗らない仕様)の場合は7〜8年位で、症状としては、痩せてくる、触ると白い粉が付く、隙間が出来て割れが出る。

などです。

成田塗装の場合は塗装工事の前に劣化したコーキング材を撤去して新たにコーキング(シーリング又はシール)します。

そのコーキングの材料は現在ノンブリードのタイプで施工します。

※ノンブリードとは

従来コーキングには素材を柔らかくする為に「可塑剤」が使用されており、この可塑剤が経年でコーキングから抜けてしまいます。コレを「可塑剤の移行」と言い、可塑剤が抜けてしまったコーキングはボロボロになって、スポンジ状態になります。

 

この可塑剤が使用されてないコーキング「オートンサイディングシーラント」を利用するので、抜けるものが無いのでずっと柔らかい状態を保てます。

それに加わり、塗り替えの際にはコーキングの上から塗装をしますのでコーキングは塗膜に守られて、10年以上経っても15年以上経っても柔らかい状態を保てます。

 

サイディングシーラントは全く可塑剤が入っていませんのでとても安心なコーキングなのです。

 

最近はノンブリードと言うコーキングが多いですが、実は可塑剤入っていて、可塑剤が抜けるタイミングを遅くして「ノンブリード」と言う名称をつけて販売されています。

その中でオートンのサイディングシーラントは全く可塑剤が入っていませんので他のノンブリード商品とは少し違うコーキング材なのです。

 

★デメリットもあります。

乾くのが少し遅い

上から塗った塗料に少しシワがいく。

と言ったデメリットもありますが、乾くのが遅いのは養生期間を長く取れば問題なし。

上に塗った塗料にシワがいくのは、どうしても目地は建物で動く箇所になるので1センチのコーキングに比べ塗膜は薄いのでどうしてもコーキングの動きに付いていく為にシワが行きます。

ですがコーキングが直接紫外線に当たり劣化して雨漏りの原因になるよりは全然マシですので、あえてコーキングの上から塗装してコーキングを守る方が値打ちがあると思って下さい。

 

意外と地味な工事で費用もかかってしまいますが、塗装工事には凄く大事なコーキング工事。

しっかりと施工して塗装工事を進めるようにしましょう。

コーキングの働きと目的や、疑問はナリタ塗装大学で学ぼう!!

●外壁塗装後の問題点とトラブル回避や理解

●外壁塗装後の問題点とトラブル回避や理解

 

目地のシワや割れ

主にサイディングの塗り替え時期は必ずシール交換工事(コーキング交換)が必須になります。

コーキングには「先打ち」「後打ち」が有り、先にコーキングを打ち直して上から塗装するのが先打ち。

先に塗装を施工してコーキングを打ち直すのが後打ち。

成田塗装では先にコーキングをしてコーキングを直接紫外線から守る先打ちで施工しておりますが、両者共にデメリットが有ります。

先に交換して塗装する方法はコーキングの厚みに比べて塗装の塗膜は薄いため、コーキングの動きに耐えきれずシワや細い割れが発生します。※特に日当たりの良い西面

ただ、メリットもあり、コーキングを紫外線から守れるのでコーキングの寿命は伸ばせる事が出来ます。

これは塗装塗膜が20年ほど耐久性が有ってもコーキングは直接紫外線を浴びると10〜12年で寿命を迎えますので、交換が必要になったり雨漏りの原因になったりします。

せっかく塗装が長持ちしてもコーキングを交換しないといけないという事はまた足場を組んで工事するという事なので、費用がかかってしまいます。

ですので、お客様がシワや細かい割れを我慢していただく事で、コーキングを長持ちさせる事が出来ます。

ですのでお分かりの通り後打ちの場合はコーキングは太陽の紫外線を直接浴びる事になりますので、コーキングが汚れたり、劣化が早くなり、コーキング自体が痛んでしまうスピードが早くなります。

尚、コーキングは外壁の塗料より汚れ易く、埃などがくっ付いてしまうので美観も損ねます。

 

防水工事の後の水たまり

防水工事では勾配(床の傾き)やへこみは変更できません。

防水工事施工前までは雨が降った後の水は床(土間)に吸い込まれてしまう状態でしたが、防水工事をすると名前の通り吸い込みません。

ですので雨上がりに水が溜まる場所が出来てしまいます。

特にベランダなどに吹きぶった雨の場合は水たまりが出来て水たまりの後は汚れが溜まりやすいので、月に1回程度の掃除が必要になる場合が有ります。

 

クリア塗装は下地がそのまま見える

サイディング用の塗装にはクリア塗装が有りますが、クリアの名の通り透明ですので、下地(サイディング)の汚れやシミ細かい亀裂や割れは見えてしまいます。

クリア塗装は新築から10年以内の塗装が基本ですが、流石に10年そこらで塗り替える方は少ないと思います。

ですので、基本クリア塗装が施工できる可能性は3割程しか無く成田塗装でのクリア塗装の実績は極端に少ないです。

塗装出来るか出来ないかの質問には塗装は出来るとお答えしますが、経年の劣化状態が透けて見えますので、あまりオススメしないという意味になります。

◉ポイントと知識◉ 塗装後も目地は割れる シワがいく。

フッ素の硬めの塗料を塗装して9年後の状態で少し割れはありますが、下のコーキングは紫外線から保護しているのです。

下のコーキングの役目を読んでみましょう。

柔らかい塗料を塗装した西面の目地です。塗装後9年後ですが目地のコーキングを保護していることがわかると思いますが、下に記載ある目地、コーキングの役目を読んでみましょう!なぜシワが出来ても割れても問題無いのかが分かります。

★工事業者から説明が無いと「え?塗りたてなのに!!」などのクレームや不安になってしまうのがこの目地問題!

実は目地には深い働きを知る事で、シワや割れがデメリットだけでも無いと分かるのです。

サイディング誘発目地のあるモルタル壁の目地は意外と地震や建物の揺れを追従する動きがあり割れやすいモノになっていますが、割れては雨水などが侵入するのでコーキング(シーリング)処理されております。

モルタル壁の場合は誘発目地だけが有りシールされていない事も多いです。

先にサイディングの目地の話をします。

サイディングはパネルの長さに規定がありますのでどうしても目地が必要で壁の割れを防ぐ為にも目地が作られます。

※全て繋がった壁だと色んな箇所で割れる

その柔軟な目地ですが、塗装、塗り替えの際にはコーキングの打ち替えが必須ですが、その新しいコーキングの上に塗装をして紫外線からコーキングの保護をして行くのですが、(コーキングの先打ちの場合)塗装後に目地(コーキングの上)の塗膜がシワになったり細かい割れが発生する場所が出来る場合があります。

コレはコーキングの厚みは1センチ程ありますが、塗膜は200ミクロン〜300ミクロンで(1ミクロンが0.001m)

でどうしても柔軟性のあるコーキングの動きについて行けない場合が有ります。

※建物の揺れや方角にもよる。

それは塗料の限界でもあるのですが、交換した「コーキングを紫外線から守る」という役目は充分に発揮されます。

塗膜の上の目地にシワや割れを防ごうとやたらと分厚く塗ってはサイディングの状態により熱膨張という原因で膨れなどの原因にもなりかねるので注意が必要で難しいのです。

ですので、目地は動くモノ、目地にはシワが行くモノと理解して頂く方が正しく、目地が動いて塗膜がシワになっている場合は、「目地の機能が充分に発揮している」と思って貰うと家の壁の為に役に立っている!!と理解できるのです。

全ての目地がこの様な状態になるとは限らないのですが、塗り替え後に起きる目地のシワはその様な理由で発生するのです。

コーキングを保護する為に、結論、シワになっても塗装する方が良い!!と思って下さい。

コーキングの働きと目的や、疑問はナリタ塗装大学で学ぼう!!

モルタルの誘発目地の場合は、優先的に、わざと目地に割れを発生させて他の壁を割れにくくするもので、そのまま何も処理せずに塗装をしてしまうと塗装ごと破れてしまいます。

ですので塗装前に誘発目地にコーキングをする事で、その誘発目地が将来的に破れてもその上にコーキングが被っているので、表面の塗料が割れにくくなるという事ですので、モルタル壁の目地のコーキング工事も凄く大切な工事となるわけです。

 

 

※次の写真と図(絵)を参考にして目地の役目と仕組みを頭に入れておいて下さい。

コーキング工事の呼び名はいくつか有ります。

▫︎コーキングする

▫︎シーリングする

▫︎シールする  等

人によって言い方が違います。

塗装工事においては目立たない地味な工事ですが、塗装自体を長持ちさせるのと、外壁のひび割れや雨漏りを防ぐ重要な役目を持っているのです。

モルタル壁の誘発目地の施工写真です 次の絵で誘発目地の有効性を確認ください。
誘発目地の断面図ですが、絵に描くと分かり易いと思います。

注意)目地の上の塗膜のひびをやシワを無くそうと柔らかい塗料を塗ると今度は汚れがつきやすくなりますし、耐久性が下がります

塗料は

●柔らかい塗料=汚れやすい 耐久性が劣る

●硬い塗料=割れやすい 汚れがつきにくい

ですので下塗りと上塗りを上手く外壁に応じて使い分けて、お客様の家を長期間守れる様に組み合わせしていく事が大切なのです。

上塗りにだけに頼るのはNG!!

下塗りのページも有りますので、下塗りについても学習しましょう。↓下にリンクあります↓

種類と塗り方が勉強出来ます。

お客様からの相談メール 神奈川県からのお客様

初めてまして神奈川県在住の●●川と申します。

ネット検索で御社を見つけて詳しそうですので質問です。

居宅塗装を業者に依頼しましたが、契約時には窓枠以外のコーキングはすべて打替の説明でしたが、その後入隅と軒天接合部はVカットの打増しとなる、と説明をされました。

その理由は、これらの箇所の打替えは壁を痛めるので推奨されていない、とのことでした。

これで問題ないのでしょうか。

アドバイスを頂ければ幸いです。

成田塗装からのアドバイス

初めまして、成田塗装の大倉と申します。

目地に関しては交換が通常でオッケーとして、軒天井と入住ですが、劣化したコーキング剤(シール剤)をカットして三角シール(打ち増し)で問題有りません。

軒のシールを切る際に軒天井のケイカル板などを切り過ぎなければ、それで大丈夫です。

天井剤は分厚くないのでカッターを入れすぎるとパキッと折れてしまうので注意点はそれだけです。

その施工店の言う通りで、深くカッターを入れすぎない様にすれば良いでしょう。

おそらく幅を大きく取ってくれてしっかりとコーキングしてくれるのだと思います。

入隅も同じでカッターくらいで壁は切れる事はないですが、傷つけない程度に古いコーキングを撤去して三角シール、またはコーキングが薄い場合はそのまま三角シールでも問題有りません。

※サッシ周りも同じ事が言えます。

入住は目地と違いハットジョイナーという、金属が下地にないので、カッターで傷つけない様に施工するつもりだと思います。

また何か不安や不明な点が有れば質問ください。

取り急ぎメールにて失礼致します。

お客様からの相談メール ???県からのお客様

お尋ねしたいのですが、

窯業系サイディングの外壁にシーリング先打ちで耐用年数18年のエスケー化研『エスケープレミアム無機』を塗装する場合、耐用年数何年のシーリング材を使用されるでしょうか。

 

ご回答のほど、よろしくお願いいたします。

成田塗装からのアドバイス

メールを確認しましたが、目地のシールは先打ちですので、上から塗る塗料に保護されます。

化粧打ち(後打ち)ではないので直接紫外線に当たることはないので、特に普通のノンブリードのシール(コーキング)で良いです。

オススメをあえて言うなら9030のオートンサイディングシーラント(ポリウレタン)純粋なウレタンシールで可塑剤などもゼロなので、他のシール剤より柔らかく追随性を保持してくれますので、オススメです。

デメリットは色んな添加剤が入っていないので、若干乾燥に時間がかかります。

9030規格の製品が良いでしょう。

9030とは??

温度90℃でも30%のモジュラス(元に戻ったり伸びたりする事)寒い時は-10℃でも30%の動きを発揮します。

 

以上の説明で分かりにくければいつでも質問下さい。

コーキング材の一つであるポリウレタンは、特に外壁や屋根の接合部分の防水や補修に使われる素材です。ポリウレタンコーキング材には、以下のような特徴があり、幅広い用途で使用されています。

成田塗装が使用するオートンサイディングシーラント

1. 優れた密着性と防水性

ポリウレタンは、純粋なウレタンで、コンクリートや金属、木材など、さまざまな建材にしっかり密着します。そのため、外壁や屋根など、厳しい環境下でも高い防水効果を発揮し、雨水の侵入を防ぐのに役立ちます。

2. 高い耐久性

ポリウレタンは、強い耐久性と耐摩耗性を持ち、長期間にわたって劣化しにくいのが特長です。外部環境にさらされても劣化しにくく、コーキング材としての性能が長持ちします。

3. 柔軟性がありひび割れに強い

建物は日々の温度変化や振動によってわずかに動くため、接合部分には柔軟性が求められます。ポリウレタンコーキング材は適度な柔軟性があり、建物が動いてもひび割れしにくく、長期的に防水効果が維持されます。

4. 塗装が可能

ポリウレタンは、塗装との相性も良く、コーキング材の上から塗装を行うことができます。そのため、仕上がりを美しくしたい箇所に適しており、見た目を整えながら防水機能を保つことができます。

5. 取り扱いに注意が必要

ポリウレタンは優れた素材ですが、硬化に時間がかかることがあるため、施工後の乾燥には十分な時間が必要です。また、紫外線にはやや弱いため、屋外で使用する場合は上から塗装して紫外線から保護することが望ましいです。

 

成田塗装では、こうしたポリウレタンの特性を活かして、耐久性と防水性が必要な箇所に適切に使用しています。ポリウレタンコーキング材は、長持ちさせたい場所や防水性が重要な箇所に最適な選択肢です。

成田塗装ホームページの各項目のページです。

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