外壁塗装や屋根塗装といっても、それに付随する部位があります。私達は専門用語で「付帯部」と呼びますが、お客様もその名称や場所を把握しておく方が良いと思います。
外壁には必ず屋根からの雨水を通す「雨樋」がありますが、屋根塗装や外壁塗装の際に足場を組みますので、ついでの様な感覚で塗装してゆきます。
雨樋
雨樋
水切り板金(外壁と屋根の境目の金属)
破風
鼻隠し
幕板(帯板)
天井
換気扇のフード(ステンレスやアルミ以外)
通気口
色々と外壁にはこの様な部材が付いています。
家の写真で確認して場所を把握してみてください。
単に塗装といっても、下地処理や、下塗り(錆止め プライマー)が素材によっても変わってきます。
お客様は外壁や屋根ばかりに目がいってしまいがちですが、この様な付帯部のトラブルや問題も多数相談を受けます。
外壁は問題ないが、雨樋が剥がれてきた。
雨戸が剥がれてきた、等等、
色んな業者さんがいますが、意外と付帯部をいい加減に塗ってしまいがちなケースが多いらしく、お客様との間にも問題が起きやすい様です。
成田塗装の色んなページで書いていますが、下地処理は1番大事で下塗りなど次第でそれが変わってきます。
シンプルにその付帯部にかける費用と時間で品質は大幅に変わりますので、「安かろう悪かろう」ではお客様が残念な気持ちになるだけなのです。
工事には適正な工事期間と工程の順番がありますので、付帯部と言えど、舐めてはいけないのです。
色んな素材の付帯部があるゆえ、私たち成田塗装もその素材によって「施工方法」下地処理や下塗りを変えて丁寧に塗装工事をする様に心がけております。
サビはなるべく削って錆止めをしっかりと塗装。錆転換剤や犠牲防食による錆止めをなど。
お客様はしっかりと打ち合わせして成田塗装などの塗装会社にしっかりと任せる様にしましょう。
※中には電色による錆びが発生している場合がありますが、この場合は錆止めが有効にならない場合もあります。
例)鉄部に防蟻(シロアリ駆除など)の薬剤に含まれる銅などによる電食による錆び
(異種金属による電気による腐食)
付帯部の一部にはベランダがありますがその多くは防水工事の対象です。
特に必須では有りませんが、外壁塗装工事の際の同時に施工するお客様は5割位で、あとは専用のトップコートだけで済む場合もあります。
保護モルタルのベランダ
FRP防水のベランダ
シート防水(塩ビ鋼板)のベランダ
等等色んなタイプがありますので、写真等で確認してご自身の家のベランダの種類を把握しましょう。
今コンクリート(モルタル)も状態のベランダの場合細かいひび割れがあるかも知れませんが、怖がることはありません。
そこ保護コンクリートの下に防水層が隠れておりますので、ひび割れイコール雨漏りに直結するわけでは有りません。
しかしなんらかの影響やコンクリート下の防水槽の切れなどにより既に雨漏りがある場合はなるべく早くに成田塗装に相談ください。
放っておくとベランダしたの梁等が土台が腐り、ベランダや下の天井が落下する可能性があります。
防水の方法はウレタン塗膜防水が多く使用されていて、雨を沢山吸い込んだ床には通気緩衝シートを貼り付けてその上からウレタン防水を施工します。
この際に通気した湿気を外に排出するために脱気筒をベランダの端の勾配の高い方に取り付ける必要があります。
水の流れる場所「ドレン」には防水用の改修ドレンを設置して、ドレン内部の不具合による雨漏りを防ぎます。
FRP防水の場合の多くは表面のグレー(灰色)のトップコートの塗装のメンテナンスで問題ない場合が多いですので、成田塗装のスタッフに相談して確認してください。
ハウスメーカーなどの場合はシート防水、塩ビ鋼板などの場合があります。
日の当たる箇所は白く硬くなっている事が多く、破断する事もあります。
修理の方法は上から同じ塩ビシートを貼り付ける方法が多く、重ね貼りで問題有りません。
作業自体はシンプルで乾燥養生などは有りませんので工事後にすぐにベランダを使用出来るメリットもありあます。
※上の写真は塩ビシート防水
門扉などはアルミ製や鋳物で出来たものが多く玄関先に設置されております。
長年の影響で色褪せや電食による錆なども多く発生しております。
改修としましては、以下を参照ください。
●アルミ製の門扉
ビアンコジャパン
ビアンコートM 黒 茶(ブロンズ)シルバー
があります。
コレはアルミ製の門扉でもしっかりと密着して新品の様な見た目に出来るガラスコートになります。
無機質なので耐久性も優れ、摩擦にも強いコーティング材で、塗料の様に塗り潰す様なものではなく、半透明なコーティング材になります。
●鋳物製の門扉
鋳物の場合は下塗り(錆止め等)を塗装した後にどの様な塗料でも塗装可能です。
ただ、手で触る箇所ですので、2液性の塗料の方が望ましい場合もあります。
もしくはビアンコジャパンのフッ素コートでも、元々の色を蘇らせる事が可能な場合もあります。
ぜひ成田塗装に相談下さい。
●シャッターの塗装
家には雨戸の代わりにシャッターがある家もありますが、シャッターの場合は簡単に塗装しないほうが賢明です。
シャッターはシャッターボックスの中でロールしますので、どうしても傷がついてしまいます。
せっかく塗装しても傷だらけになってしまう可能性が高いので、塗るのは簡単ですが、雨戸のシャッターはそのままにするか、ビアンコジャパンのフッソコートで綺麗にするほうが良いかもしれません。
ただ、駐車場などのシャッターは雨風で劣化が激しい事が多いので、致し方なく塗装する事が多いですが、やはり今現状、塗装前に着いているキズと同じところに傷が付きますので、
それを分かった上で塗装しましょう。
塗装すると綺麗になりますので、キズが我慢できる位には美観を保てる程にはなります。
シャッター塗装で過去に何回か塗装済みの場合は、塗膜で厚みが出ているので、電動式の場合は動きが鈍くなったり、閉まりにくくなったりしますので、注意して塗装する事が必要です。
成田塗装に相談してくだされば適正なアドバイスを致します。
ビアンコートのMはカーポートなどの白い錆などにも適しており、見苦しくなったアルミ材も綺麗になりますので、マンションなどの大型物件にも使用されており、アルミ部材の交換など高額な工事をしなくても安価に綺麗に出来ますのでお客様に喜んで頂いております。
外壁の工事の際に意外と雨樋の破損などもよくある話です。
塩ビ素材でプラスチックの様なものですので、割れていたりズレていたりで雨の日に結構水が漏れてくるという話はよく聞きます。
足場を設置する外壁塗装や屋根塗装の工事の際に同時に修理や交換するチャンスが有りますので、同時に施工する事がおすすめです。
費用的には部分的な修理だと¥15000〜¥50000程である程度幅は有りますが、足場がある時しか直せないのが現状です。
※高所の場合は梯子などでの安全確保が出来ない作業は禁止されています。
雨樋には軒樋(のきどい)竪樋/縦樋(たてどい)が有り良く壊れている箇所は軒樋の集水マスがずれていたり、割れていたり、角のコーナーの継ぎ目(ジョイント)部が割れていたりします。
何も部分修理は可能ですが、中には廃盤になっている樋が有り、その場合は一直線に全て交換する必要が有ります。
※特に角樋(かくどい)
半丸の丸樋は大抵は製造されておりますので補修もしやすいです。
何せ雨の際に水が沢山通る配管ですので、壊れているとお隣の家に水が飛んだりする事も有り、落下する箇所で打ち付けられる音が鳴ったりで、いろんなトラブル考えられますので、ぜひ外壁工事の際は、雨樋の修理も点検して報告しますので成田塗装に相談ください。
※雨樋(あまどい)樋(とい)は大阪では「トユ」とも表現する事も有ります。
その他の地域ではまた別の言い方もあるかもしれません。
●素材
塩ビ 一般的な樋で修理も容易
ステンレス 高級感は有りますが、へこむと交換しか有りません。割れることはほぼ有りません。
銅 今では製造されてはいませんが、雰囲気は有りますが、酸性雨には弱く穴が空き、屋根の谷樋(たにどい)は穴が開くと雨漏りの原因になりますし
★屋根に有る谷樋は主に板金 ブリキ(スズメッキ)製が多く錆びて穴が開くと雨漏りの原因にもなります。
下の写真でお客様の家の樋の形や素材を確認してください。
雨樋は地盤の動きでもズレて割れたり、抜けてしまう事があります。
応急処置をされてても、大雨の日は漏れてしまい、近隣にも迷惑をかける事があります。
基本的に、一部を切り取って継ぎ足す事ができますので、外壁塗装時に修理は結構多いです。
修理後には塗装工事の時に塗装しますので、目立つこともありません。
テラスやカーポートの雨樋も劣化により破損したり、台風などの強風で壊れることもあります。
道路に面している箇所は何かがぶつかりやすいので、こういった破損の例は多いですが、修理は比較的簡単にできます。
外壁工事の際に同時に施工すると完成時はきれいに元通りになりますので、完成した時に新築時のように戻ります。
外壁塗装などの足場をかけるリフォーム工事の際には、成田塗装では高圧洗浄機で屋根塗装前の洗浄時についでに雨樋の洗浄も行います。
長年の汚れやコケやひどい時は雑草、草が生えている事もあります。
そのゴミが詰まって雨の日に雨樋から水が落ちてくることと言うお客様も中にはいらっしゃいましたので、樋の清掃は標準化しております。
その際に雨樋などに破損や異常がある場合はお客様に報告して修理などをする様にしております。
竪樋(縦の樋)はたまに土間(犬走りの会所(かいしょ))に水が流れる様になっていますが、木の根っこなどで詰まって居る場合もあり、流れなくなって居る事も稀にありますので、そうしたトラブルや問題を発見する良い機会にもなると思います。
●ケイカル板 塗装
ケイカル板(ケイ酸カルシウム板)は住宅の天井、軒天井(あげ裏)などに利用されています。
不燃材料で水にも強く住宅の色んな箇所に使われていますが、室内に使われる石膏ボードの外用で軽い軽量版と考えて良いでしょう。
耐水性には優れていますが、ずっと水に濡れていると腐食しますので、塗装をしてあげる訳ですが、外壁塗装専用の塗料の様な厚膜塗装よりも、薄く吸い込ませて塗る塗料の方が適していますので、成田塗装の場合も汚れなどに強い塗料を塗る様にしています。
例)
日本ペイント ケンエースG ケンエースアクト
大日本塗料 ビルテック ビルテックグリーン
アステックペイント マルチエース など。
●床下 点検
床下点検と言えば白蟻(シロアリ)対策の防蟻や駆除になりますが、最近では人体への影響も考えられて水性の薬品塗料が使用される事が多く、各防蟻処理も保障年数は5年が通常です。
※昔のきつい油性タイプは10年だった。
ですので、塗り替えの際は同時に防御処理もオススメとなりますが、最低でも6〜7年毎のペースで防蟻をしておいた方が良いでしょう。
薬剤もカプセル入りがオススメ
カプセルタイプの防蟻剤は人体にも優しく、ゆっくりとシロアリの防蟻に効果を発揮してくれます。
ペットなどにも優しいので安心です。
カプセルの中にも薬剤が入っていてその薬剤をカプセルの中から時間をかけて出してくれるので急激にキツイ薬剤が散乱しない様になっておりますのとなるべく長持ちする様な仕組みになっています。
白アリ工事は㎡数よりも坪単価で出す事が多く、成田塗装では坪あたり6000円〜から有り、標準仕様ではカプセル型の6500円の防蟻薬が多く使用されています。
ヤマトシロアリ
イエシロアリ
など白アリ駆除に使う薬剤は
●ネオニコチノイド系薬剤
空気中への飛散が少なく、タバコなどの成分のニコチンなどを利用する事で殺虫効力がすぐれます。
マイクロカプセル化した安全性が非常に高いものを利用する事にしています。
● フェニルピラゾール系薬剤
白アリ同士で殺虫効果が伝わりやすく、広範囲で効く殺虫剤です。
コレもまたマイクロカプセル化して安全性と長期間効力が残る様になっています。
今ではシックハウス症候群に悩まされない様に安全性の高い薬剤を利用しますので、安心して防蟻や白アリ駆除が出来る様になっています。
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