屋根の工事を塗装ではなくカバー工法で施工する理由。
屋根の工事を塗装ではなくカバー工法で施工する理由。
屋根の工事を塗装ではなくカバー工法で施工する理由。
屋根のリフォームは塗り替えや葺き替えなど色々ある事は皆さんご存知かと思いますが、昨今ではカバー工法という施工が主流で廃棄物も少なく環境にも優しいと言われます。
中には塗装が不可能でカバー工法を選ばないといけないパターンもありますので、今回はそのパターンを紹介。
カバー工法にせざるを得ない1番大きな理由は
「その瓦が塗装に不向きな場合」
「瓦自体が塗装出来ない場合」
です。
近畿圏の多くの家の屋根はカラーベストという薄型のスレート瓦が多く使用されています。
2002年以降の多くのカラーベストはアスベストが含有されており、非常に耐火や耐久性も高い屋根でしたが、アスベストによる健康被害の為に建材などに使用が禁止となりました。
サイディングやカラーベストもその範囲に含まれており、
2002年以降は「ノンアスベスト」通称「ノンアス」と呼ばれる建材へと移行しました。
しかしながらアスベストに変わる瓦の繋ぎがなかなか良い物がなく、
使用禁止の間際は紙の原料のパルプなどを代用して瓦を製造していたのですが、
その瓦群が10年程で剥離や分解などの影響で塗装する事すら出来ない状況になってきている場合は
「塗装不可」となるわけです。
その場合に提案されるのがカバー工法で、主に軽量のガルバリウム鋼板の屋根やジンカリウム鋼板などが多く使用されています。
このカバー工法はどの様な工事なのかは写真で直ぐに確認できますが、簡単な様に見えて意外とクレームやトラブルも多く発生します。
主流となったカバー工法という分母も増えてる事から比例してトラブルも多いのですが、主にズレて瓦を貼って雨漏り、
ルーフィングの貼り方の不具合で雨漏り、
そもそも歪んで施工しているので見た目がおかしい。。
というトラブルなどなど、色んなトラブルが発生して、成田塗装にも相談が来ます。
歪みやへこみなどがそのままの施工は、お客様が屋根の上など見ない!と決めつけて施工するので雑な工事になってしまうのでしょうか。。。。
わかる人が見ると直ぐに分かるのですが、気づかずにそのままのお客様もきっと多い事でしょう。。
成田塗装としてはカバー工法はメーカーによる認定施工とさせて頂いておりますので
保証年数も10年のタイプと30年のタイプとさせて頂いて日々カバー工法の施工をさせて頂いております。
少し話は長くなりましたが、お客様の家の屋根の状態をしっかりと把握し、塗装では限界にある屋根の場合は無理に塗装せずにカバーでしっかりと施工する!
まずはご自身の家の屋根の状態を把握してみてはどうでしょうか。