雨漏りの修理は大胆にも屋根や屋上防水の修理も考えるべし。

雨漏りの修理は大胆にも屋根や屋上防水の修理も考えるべし。

 

雨漏りには沢山の種類、漏れる原因がありますが、最上階の天井から雨漏りする場合は、

屋根の工事もしくは陸屋根(ろくやね)の防水工事が必須になって来ます。

 

壁際などの雨漏りは配管などの貫通部やサッシ周りなどの不具合から水が侵入して雨漏りすることがあり、その場所を特定する為に雨漏り調査で散水して雨漏りの再現を誘発したり赤外線カメラなどを補助的に使い壁の温度を確認して原因を探っていきます。

しかしながら2階建てなら2階の天井、

3階建てなら3階の天井からの雨漏りは屋根に問題があり、

屋根は部分的に触っても雨漏りが解決する可能性は非常に低いのです。

コレは屋根瓦の下のルーフィングの不具合で、基本勾配の有る屋根は上から下に水が流れるので、雨漏りする天井のすぐ真上を修理しても改善しません。

屋上防水も同じで防水全体を修理しないとダメなのです。

コレは流石に費用もかかるのでお客様にも覚悟が必要な事ですが、15年〜20年に一度は屋上の防水は手入れが必要です。

※瓦の場合は雨漏りして無ければ屋根の塗装などで瓦の劣化を防ぐ方法で問題ありません。

 

最近見に行ったらとある枚方市の病院の屋上ですが、実際に雨の日に見に行きました。

経年の劣化でアスファルト防水のシートは捲れ上がり裂けている状態と、

水の流れるドレンでは防水のシートの隙間から草が生えている状態で、雨漏りのある真上にもドレンがあります。

この様な屋上の防水にはドレンと言った水を排出するトンネルの様な穴がありますが、このドレンと防水シートの隙間からの雨漏りも少なくありません。

水が1番集まる場所がこのドレンですので防水工事の際は最重要箇所ともなりますので、

この様な古いドレンには「改修ドレン」と言って新しいドレンを取り付けて水の流れをバイパスして外に排出します(外の雨樋の集水マスへ)

今回この大阪府枚方市の医療法人の屋上の防水工事も成田塗装が任されましたのでしっかりと雨漏りが直るように丁寧に施工させて頂いて雨漏り修理専門店としての責務を全うしていきたいと思います。

400㎡程の工事となりますのでおおよそ3週間をかけて修理して参ります。